食の安全を考える: ニュース報道(平成20年9月8日)  美食探偵団 by ぐるラビ

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食の安全を考える: ニュース報道(平成20年9月8日)

近年話題となった食の安全に関するニュースを集めてみました。

大阪の業者、農薬残留米を食用に転売 中国などから輸入

中国、ベトナムなどから輸入し、カビ毒や基準値を超す残留農薬が検出されたコメを大阪市の業者が食用に不正に転売していたことが5日、農林水産省の調べで分かった。工業用などの用途にしか使えないコメを焼酎の原材料に転用、米菓などに使っていた可能性もある。同省は転売した業者や関係団体に回収を指示、食品衛生法違反の疑いがあるとして調査に乗り出した。健康被害は確認されていない。 農水省は転売されたコメが焼酎以外に市場に出回った可能性も調査、流通経路などを調べている。この業者は米粉加工業者の三笠フーズ(大阪市)。同省の調べに対し、同社の冬木三男社長は転売を認めたという。 転売されたのは中国、ベトナムなどから輸入したコメで、検査段階で基準値以上の残留農薬やカビ毒が検出され、工業用ののりなどの使途に限定されていた。有機リン系殺虫剤「メタミドホス」や、発がん性の強いカビ毒「アフラトキシン」が含まれていた。

【出典】 NIKKEI NET (21:10)

事故米、全国から買い集め=不正利益3000万円超か?三笠フーズ

米粉加工会社、三笠フーズ(大阪市北区)が農薬やカビ毒に汚染された工業用の「事故米」を食用に転売していた問題で、同社が事故米を全国から買い集め、食品用が工業用より約8倍高いというコメの販売価格差を利用して3000万円を超える不正利益を上げていた可能性が強いことが8日、明らかになった。
農水省によると、三笠が政府から直接購入した事故米は約1779トン。2004年2月から08年8月までの4年半に、北海道から沖縄まで全国の農政事務所と53回にわたって取引し、計約1946万円を支払った。
このうち、有機リン系殺虫剤メタミドホスが検出された中国産もち米約800トンは約712万円(1トン当たり約8900円)、カビ毒のアフラトキシンが検出されたベトナム産うるち米約3トンは1万円(同約3300円)だった。
これに対し、焼酎やせんべいなどの原料とする加工用の販売価格は1トン当たり8万円前後。同社は、中国産もち米約430トンを佐賀県の仲介業者に、ベトナム産うるち米約3トンを鹿児島県の焼酎業者3社にそれぞれ食用転売したことが判明しており、通常の食用の価格で計算すると、この判明分だけでも、3000万円強の利益を得たことになる。


【出典】 時事通信 (20:25)

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