一口に和食といいますが、何をもって和食というのか不思議に思ったことはありませんか?
通常、和食というと、料亭などで板前さんが作る「日本料理」というものをイメージするのですが、各家庭で作される食事などは和食とは言わないのでしょうか。
一方で、外国人がよく口にする日本の料理といえば、「すし」「天ぷら」「さしみ」、その他では「うなぎ」「蕎麦(そば)」「うどん」や「すき焼き」「しゃぶしゃぶ」などというイメージがありますが、これらをもって「和食」と言ってよいのでしょうか。
何を基準に和食を定義したらよいのかちょっと迷ってしまいます。
ウィキペディアには、「日本でなじみの深い食材を用い、日本の国土、風土の中で独自に発達した料理をいう。日本食、和食とも言われ、生食、素材の味を重視する薄口の味付け、そして繊細な盛り付けの三点がおおまかな特徴とされている。」とあります。
(オムライス、ハヤシライス等のいわゆる「洋食」は日本で独自の発達を遂げた料理で、非常になじみ深いものになっていますが、これらは和食とは呼ばないようです。)