第46巻 牡蠣の旬 美味しんぼ探偵団 by ぐるラビ
美食探偵団 > 食の安全を考える > 第46巻 牡蠣の旬 にいます。 第46巻 牡蠣の旬社主のわがままが引き起こしたスッポン料理が一段落したかと思うと、今度は式の日取りを早く決めろ、という。しかっもその日取りは牡蛎のうまい11月の半ばから12月半ばまでだ、と盛り上がる社主だった。しかし山岡は牡蛎の本当にうまいのは春で、牡蛎の成育には山が大いに関係しているのだと主張するが、そんな山岡の言葉に耳を傾けようとしない社主だった。山と牡蠣との関係を山岡から聞いたゆう子は、国際環境保護推進団体連合協議会の友人・ジルを利用し、ちょっとした作戦を思いつく。早速来社した友人のジルは、環境保護推進のために各社報道機関に環境保護についての報道を依頼しているため、東西新聞も是非、というお願いだった。心良く了解する局長であったが、東西新聞は具体的に何をしてくれるのだと、厳しい詰問を受け、何も返す言葉が見 つからないのだった。また各社の取り組みを聞き、東西新聞は出遅れているとの指摘を受け、ゆう子の思惑通り更に局長と社主は焦っていた。 頭を悩ませる局長にゆう子は山岡が話した牡蠣と山との話しが環境問題と密接しているとの情報を与えると局長は目の色を変え話しを知りたがった。山岡は社主らを牡蛎の養殖の盛んな一ノ関へ連れて行った。ブナやナラなど落葉樹が見事な室根山。牡蛎が良く育つように植林されたという。つまり、山と牡蛎は大いに関係があるのだと、水山養殖所の畠山氏。牡蛎は山に積った雪が解けて雪解け水が川から海に流れ込んでくると、その雪解け水に含まれるプランクトンを食べるので一層美味しくなる。春になってたっぷり肥えるので牡蛎は春がいい。と山岡の言っていることが正しかったのだ。海の水を豊かにするために山の大切さを新聞に取り上げると約束する社主。これでジルの言う具体的な環境保護推進のための協力ができるのだ。一方、結婚式の日取りは山岡の努力も虚しく、結局11月の半ばから12月の半ばまでにしろ、と相変わらず傲慢な社主だった。 |
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