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柳橋 にいます。
柳橋(2009年4月4日放送)
アド街グルメを徹底調査!
テレビ東京で放映されている地域密着系 都市型エンターテイメント「出没!アド街ック天国」の番組で紹介された街のグルメ情報を抜き出してみました。
その街に根付いた伝統的な庶民派グルメから最新のオシャレなグルメなど、それぞれの街で独特な食文化が花開いているところが非常に興味をひかれます。
美食探偵団もアド街で紹介された街には一度行ってみたいと思っていますので、訪れた際には調査レポートをみなさまにお届けします。
【情報元】 アド街ック天国(公式ページ)
ときわ喫茶店。 昭和の名優・大川橋蔵さんが幼少期を過ごしたという場所で営業しています。しかも女将・島津淑子さんは橋蔵さんと小学校の同級生。芸者衆や橋蔵さんの思い出話を聞かせてくれます。彼らに愛された「のりトースト」は、醤油をつけた海苔に白胡麻を振りかけたオリジナルメニューです。
とんかつ百万石人気とんかつ屋。 カウンターとお座敷はいつも満員状態の人気店。店内奥には、かつて芸者置屋の女将がお客さんの接待に使ったというお座敷が残ります。料亭然とした坪庭を望む空間で頂く「とんかつ定食」は食通を魅了した味。味わいながら華やかなりし花柳界へ思いを馳せましょう。
串衛門串揚げ料理店。 こちらでいただける串揚げは、野菜と魚介、肉などの具材を創作的に組み合わせるのが特徴。常時およそ30種類ある独創的な品々に加え、ソースも10種類あるので多彩な組み合わせを楽しめます。新作「花柳揚げ」は、裏返した油揚げにつくねやすり身などを詰めた一品。柳橋にある稲荷神社をイメージした自信作です。
馥香(フーシャン)ヌーベルシノワの名店。 オーナーシェフ・高木秋廣さんは、台湾ヌーベルシノワのパイオニア「馥園(フーエン)」で腕を磨いたという人物。既存の中華では味わえない世界が堪能できます。中でも、鮮やかな手さばきで細く麺をのばす山西省流手延べ麺は特に独創的。本場・中国でもわずかな料理人しか作れないという希少な麺は通常より太めでコシが強く、他では出会えない珠玉の味です。
蔦政喫茶店。 ゆったりとした時間が過ごせると評判のこちらは、実は世界チャンピオン・内藤大助さんと深い縁があります。以前、内藤さんの奥様がこちらで働いていたのです。内藤さんが必ず注文するのが、本格的なネルドリップコーヒーを固めた自家製の「コーヒーゼリー」。無糖のゼリーにアイスクリームと生クリームがのった豪華版です。一緒に出されるミルクと黒蜜をかければ、味の五重奏が楽しめます。
えりぜちゃんこ料理店。 こちらはかつて高砂部屋だった場所。客席の半数以上を占める座敷は以前土俵でした。入口付近には鉄砲柱も残ります。先々代の高砂親方と親交が深かったご主人・鈴木正さんは、元フレンチシェフという経歴の持ち主。その為、スープは鶏ガラや野菜を煮つめて作るコンソメ風味のスープ。そのスープを存分に味わうなら「モンゴル岩塩ちゃんこ」がおすすめです。
洋食 大吉洋食店。 こちらは料理のボリュームが魅力の人気店。中でも「昔風特大メンチカツ」は、150gのビッグサイズです。さらに、食通の作家・池波正太郎も通ったお店でもあります。池波さんのお気に入り高級和牛の「牛肉薄焼」は、塩、こしょう、ガーリックのみの味付けでシンプルに肉の旨味を堪能できる一品です。
傳丸食事処。 かつて料亭だったこちらでは、極上の純和風ランチが頂けます。仙台味噌で漬けた「ぎんだら味噌漬」は、肉厚の銀だらにほのかな味噌の風味が香る一品。また、常連さんは無料サービスの揚げ玉をご飯にふりかけ、そこに醤油をかけて、たぬき丼風にしていただきます。さらにお店では花柳界の伝統も継承。近隣で芸事を教えるお師匠さんが発表会を開いています。
石塚稲荷&篠塚稲荷柳橋にあるお稲荷さん。 江戸時代より大物政治家らに愛された柳橋は、1999年に最後の料亭がその灯を消しました。それ以来、花柳界の名が残るのは、江戸時代から街に鎮座するこちらの神社の玉垣に刻まれる文字のみとなりました。
逸品会贈呈菓子のセレクトショップ。 柳橋に料亭が無くなった現在も、お使い物のセレクトショップとして人気です。揚げた野菜などが入ったあられからなる「宴の華 小缶入り」や、薄焼きあられ「羽衣 小缶入り」等々…著名人も気に入った逸品揃いです。
よし田柳橋が誇る鰻の名店。 国産の鰻を継ぎ足してきた秘伝のタレでふっくらと焼き上げた「鰻重上」はこちらの定番メニューです。また「鰻の塩焼」は、白焼きとは異なり蒸さずに塩だけでシンプルに焼いた珍しい一品。二杯酢につけて頂けば、脂ののった鰻をさっぱりと味わえます。さらに、鰻を秘伝の味噌ダレに漬け込んだこちらの「よ多漬」は、花柳界のお使い物として愛されました。
鳥豊大正元年創業の老舗鶏肉店。 かつて柳橋の料亭にも鶏肉を納めていました。行列してでも食べたい「きじ焼き弁当」は、国産鶏の柔らかいもも肉を使った鶏肉店ならではの贅沢弁当。ジューシーな鶏の旨みが楽しめます。
梅寿司昭和初期創業の江戸前寿司店。 技巧に満ちた握りの数々が供されます。特に「煮はまぐり」は風味を際立たせた一品。その滲み出る味わいは、多くの食通を魅了したといいます。そしてお店の神髄・シャリには、塩のみを溶かした赤酢を使用。こうすることにより、素材の味や職人の仕事を引き立てるシャリとなるのだそうです。
柳ばし 大黒家天ぷらの名店。 天ぷらの老舗「浅草大黒屋」の次男が昭和23年に出店。現在は3代目・丸山雄三さんが揚場に立ちます。コースのお通しに出てくる「うにパン」は、パンの表面にウニのソースが塗られ、中にエビのすり身が入ったオリジナルメニュー。また、伝統を重んじる江戸前天ぷらですが、こちらでは春からランチ限定で一流の味を手軽に味わえる「天丼」などの新メニューがお目見えしました。
にんきや創業100年を超える甘味処。 こちらの甘味は芸者衆や歌舞伎俳優など多くの著名人を虜にしています。朱塗りの器で供される「小倉栗ぜんざい つぶあん」は、華やかな花柳界を偲ぶ上品な味わい。また、食べ頃の杏を使用した「杏クリームあんみつ」は、爽やかな酸味が清涼感を与えてくれる旬の甘味です。
梅花亭老舗和菓子店。 「梅花亭」といえば、9代目・市川團十郎が名付け親の「三笠山」が有名。口の中に上品な甘さが広がる、うぐいす餡のどら焼きです。また、銅鍋で熱した求肥に自家製のつぶし餡を詰めた一口サイズの「子福餅」もお使い物に最適の一品。春風に乗って小さな幸せを運んでくれます。
小松屋佃煮店。 明治15年に船宿として創業したこちらは、現在、4代目・秋元治さん江戸伝統の佃煮の味を守ります。秘伝のタレで煮詰める穴子の佃煮「江戸前一と口あなご」は、一尾でも脂のない穴子が混じると作らないというこだわりの商品。職人のこだわりと技が集結した珠玉の佃煮には、骨まで味が染みています。※少量生産の為、売り切れの場合有り。電話予約可能。
花柳界の思い出かつて柳橋は、大物政治家や文人墨客に愛された東京随一と謳われた花柳界でした。全盛時には100軒を超える料亭が軒を連ね、1000人もの芸者が居たといわれます。しかし柳橋花柳界は、平成11年に最後の料亭「いな垣」の廃業により、200年以上の歴史に幕を閉じました。隅田川沿いに並んだ料亭も、今はビルへと姿を変えています。
屋形船江戸時代、柳橋の屋形船は吉原へ遊客を運び、その後は柳橋花柳界の代名詞・船遊びを担う船として活躍しました。橋桁が低い柳橋と神田川の干満の差に対応するため、柳橋の屋形船は屋根が低いのが特徴です。
人形問屋言わずと知れた老舗の人形問屋「秀月」や「久月」をはじめ、路地裏にも何軒もの問屋が軒を連ねる様は、まさに柳橋の象徴。その中でも「米洲」は、柳橋で最も新しい人形店です。
柳橋神田川の最後に架かる橋。 柳橋は江戸時代の元禄11(1698)年に架橋。昭和4年に現在の橋に改築されました。花柳界の街にちなんで欄干には芸者衆をイメージしたかんざしのレリーフが施されています。また、柳橋の名の由来とも言われる神田川沿いの柳は、今では、柳橋のたもとにそびえ立つ一本を残すのみとなりました。一本の柳が、街の歴史を紡いでいくのです。
TVグルメ特集 :
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