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深川・木場 にいます。
深川・木場(2008年6月7日放送)
アド街グルメを徹底調査!
テレビ東京で放映されている地域密着系 都市型エンターテイメント「出没!アド街ック天国」の番組で紹介された街のグルメ情報を抜き出してみました。
その街に根付いた伝統的な庶民派グルメから最新のオシャレなグルメなど、それぞれの街で独特な食文化が花開いているところが非常に興味をひかれます。
美食探偵団もアド街で紹介された街には一度行ってみたいと思っていますので、訪れた際には調査レポートをみなさまにお届けします。
【情報元】 アド街ック天国(公式ページ)
古ぢどり屋2003年にオープンした地鶏料理専門店。 こちらで食べておきたい名物は9種類もある「親子丼」。奥美濃古地鶏という岐阜県の高級地鶏を使用しています。これは、天然記念物の岐阜地鶏を実用鶏として改良したもの。最強の親子丼はむねとももの食感が楽しめる「特製親子丼(むねもも)」から、レバーと卵管の煮込みをとじた「モツ煮親子丼」まで。木場散策の途中に、立ち寄ってみてはいかがですか?
シカール人気インド料理専門店。 リーズナブルにインド料理が楽しめる事から、ランチ時となるとほぼ満席。オーナーは、2005年に来日したネパール人のピヤ・ラジェンドラさんが務めます。比較的マイルドな辛さに仕上げられたカレーが特徴で、それをナンではなくライスで頂くのがネパールでは主流。ラジェンドラさんの故国の味が木場に広まっています。
せき本お蕎麦屋さん。 厳選したそば粉を使い、精魂込めて作る蕎麦は喉越しの良い生蕎麦。それをご主人・関本利男さん(71歳)が作る評判の天ぷらが引き立てます。お祭りの時は、170℃と比較的低温で揚げ、冷めてもうま味が保たれるよう工夫されています。それ故、こちらの「天そば」はお祭でも大活躍。神輿の担ぎ手の為に 500人前を作り届けています。
魚松深川で四代続く魚屋さん。 自慢は縁起物の「鯛の舟盛り」。江戸っ子の心意気、深川らしく活きの良いところを大ぶりで豪快に盛り付けます。また、別称「水かけ祭り」と呼ばれる深川祭の際には、こちらでも盛大に清めの水撒きが行われます。昔から神輿の担ぎ手達に冷たくて気持ちいいと評判の「魚松」の水は、毎年店先の通り沿いに用意され誰でも水をかけることが可能です。
今井商店 イーズダイニングバー。 店内は木場っ子のマスター・今井慎一さんが営む家庭的な空間。女性客に人気の「生ハムとベーコンのキッシュ」はふわふわ玉子の中にチーズが香る優しい一品です。
ダイニングバーらしからぬ店名ですが、実はこちら、元々「今井畳店」という木場で五代続く老舗の畳店。息子の為に五代目・一夫さんは僅かな仕事場だけを残し場所を提供しました。親子でひとつ屋根の下、切磋琢磨しながら仕事に励んでいます。
一穂(いっすい)和食割烹料理店。 こちらでは店の看板はもちろん、掲げられた額もメニューも全て高級な木材を使用。かつて材木の集積所だった木場ならではです。お勧めはふんわり仕上げた「江戸前煮穴子」。さらに、江戸前の仕事が光る握り寿司も頂けます。そして是非とも頂きたいのが、ネギとアサリの味噌汁をご飯にかけた「昔ながらの深川飯」。素朴な味わいが楽しめます。
ビストロ・ド・リヨンフレンチレストラン。 お店の外観はドイツに隣接するフランス・アルザス地方の建物をイメージ。正統派のフレンチが楽しめることから、遠方からもファンが訪れます。そして6月からは「アルザスフェア」を開催。伝統料理「ベックオフ」など、お隣の国ドイツの影響を受けた料理の数々が楽しめます。
紀伊國屋地元の名物居酒屋。 富岡八幡宮神輿総代も務める山崎修さんが営む名物店です。シメにお勧めの「ざる中華」は、中華麺をそばつゆで頂く一品。江戸っ子流に粋にたぐりましょう。
木挽き職人 林以一昭和まで、木場に数百人いた木挽き職人さんも、現在で
は、林以一さんただ一人となりました。
「木挽き」とは、大鋸一丁で丸太を材木にする仕事。一番良い木目の出る所を選び、その一切りで材木の価値を高めます。カンナ掛けをしたかのような滑らかな表面の切り口は、正に神技。林さんは、日本の木の文化を伝える最後の職人なのです。
手古舞「手古舞」とは、お祭りで、山車や御輿を先導しながら練り歩く舞のこと。
かつて、辰巳芸者が、男性しか参加できなかった深川祭りに参加するため男装したのが始まりです。現在も、手古舞は保存会という形で守られ、深川祭りで見る事ができます。絢爛豪華な衣装は、見栄っ張りの芸者衆気質を物語っています。
深川彫「深川彫」とは、材木を筏に組んで自在に運搬した「川並衆」と呼ばれた木場の男達の背中に好んで彫られた入れ墨のこと。
水難事故も珍しくはない仕事柄、例え身一つで流れ着いても身元が分かるようにと、彼らは肌に墨を入れたのです。
深川彫の特徴は、『水滸伝』の『波切り張順』など、水に因んだモチーフが多いこと。また、境界線は滑らかな曲線ではなく、牡丹の花びらのように細かく波を描いています。深川彫りは、川並として生きる決意を表す男たちの証なのです。
河本戦争直後から建て替え無しの名居酒屋。 午後4時の開店以降、常連客が集まります。バターピーナッツやマグロブツなど庶民的な居酒屋メニューが揃う中、是非、食べておきたいのが「にこみ」。朝5時から煮込んだ牛モツと蒟蒻だけだからこそ、懐かしさと温かさが口いっぱいに広がります。
富岡八幡宮例大祭通称「深川八幡祭り」の江戸三大祭りのひとつ。 富岡八幡といえば、重さ4.5tの日本最大の本社御輿が有名。しかし、余りの大きさ故、現在は担がれなくなりましたが、総勢55基の御輿が繰り出す連合神輿渡御は健在です。木場から繰り出すかつての川並衆も担いだ中木場の御輿は、材木を担ぐ時の細かく刻む足さばきが特徴です。
川並の伝統水上で丸太を自在に操った「川並」の仕事は途絶えてしまいましたが、その心意気は、現在も残っています。川並衆の技を受け継ぐのは、『木場角乗保存会』の面々。夏期の毎週日曜日には、木場公園のイベント池で彼らの練習風景に出会えます。年長者から青年へ…技だけでなく、その鯔背な川並気質も伝えているのです。
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