フィロキセラ、世界に広がる ワイン探偵団 by ぐるラビ
|
|
|
美食探偵団 >
ワイン探偵団 >
ワインの歴史 >
フィロキセラ、世界に広がる にいます。
フィロキセラ、世界に広がる
一方、アメリカではカリフォルニアワインの父と讃えられるアゴストン・ハラジーがヨーロッパ品種の葡萄をカリフォルニアで栽培しワイン生産を広めていました。そして皮肉なことにアメリカ原産のフィロキセラは同じアメリカ大陸ではなくヨーロッパを経由してカリフォルニアにやって来ます。そして、ここでも壊滅的な打撃を被ります。またフランスでフィロキセラで壊滅状態になったボルドーの造り手達が隣国スペインのリオハ地方に移り住み、かの地で優秀なワインを生み出すなどの影響もありました。
さて、このフィロキセラ、結局はこの害虫に対し抵抗力のあるアメリカ原産葡萄の一部(ヴィティス・リパリアなど)にヨーロッパのワイン向き葡萄品種 (ヴィティス・ヴィニフェラ)の枝を接ぎ木する事により解決します。以後、現在に至るまで世界中のワイン用葡萄はこの方法で栽培されています。
(注.チリとオーストラリアには自根栽培の葡萄が成育しています。また砂地の畑では線虫の移動するだけの間隔が粒と粒の間にないという理由から南仏の海岸地域などでも自根で栽培可能なところがあります)
>> 次へ(ワイン法の成立)
ワイン探偵団 :
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
ワインの歴史
|
|
最新記事
|
|
|
人気ページ・ランキング
|
|
|
|